1987年
ダイヤモンド社
田中孝顕訳
本好きの母の影響で自らも本を読み漁るようになった著者は、どうして世の中にはお金持ちと貧乏な人がいるのか、ということについて考えていたが、ある日、啓示のように閃いたことがあった。それはどの本でも同じ一つのことをいっていて、それは「人間は自分が考えているような人間になる」ということである。人間は未来を予測しながら成長してきた生き物である。今のあなたの環境は、これまでの人生で考えてきたこと全体の総括である。言い換えれば、今とは違うものの見方をしれみれば新しい人生が開けるということなのである。しかしながら大抵の人は無意識に今を肯定して今の生活を維持することに汲々としているのが実情だ。
ところであなたは今なにを考えているか?今満足しているのか?そこから抜け出すにはどうしたらよいのか、そのためになにを考えなければならないのか、それを把握することで将来の自分が目に浮かんでくるはずだ。ただし、自分がなにを実行しようとしているのか口に出してはならない。常に言葉ではなく行動で示す。
こうして心に浮かんできた目的や目標は書きとめておく。ここでポイントは自分が最も楽しいと思っていることが未来を開く鍵である。
富を増やすための思考法
収穫物は播いた種の質と量の結果である。人の役にたつ種をたくさんまけば大豊作になる。報酬は人に奉仕した代償である。より優れた価値のものを提供することができる人が金持ちである。仕事と喜びの一体化。
人間の偉大さ
考えることほど大切なものはない。最高に面白い人間とは心の中に最も興味深い絵画を所有している人のこと。中年以降の顔立ちはその反映。情報が多ければ考える幅は広くなる。だから学ぶことが大切。考えは神に記録してこそ意味を持つ。
心構えについて
成功するかどうかは心構え一つにかかっている。人生は勝負。人間の生活一日一日に成功のチャンスや冒険の機会は存在している。われわれはこの地球でいわば休暇を味わっているのであるから与えられた時を心置きなく楽しんだほうがよい。自分が望んでいることを実行せずにいることを正当化する口実などありはしない。
忍耐の持続
人は目標を成就させる忍耐を続けるより、放棄する口実を見つけて苦しむことを選ぶ人が多い。そして考えているよりずっと低いレベルの生活に甘んじている。
健全な自分をつくる4つの規律。1、他人を無条件に許す。2.自分自身を許す。3.自分の一番の長所に目を向ける。4.自分の生き方を崩さない。
成功した人は障害を乗り越える方法を知っている。
優れた企業家になるために
人と同じことはしない。大衆の支持を得るサービス。お客さんは自分の配偶者と同じだ。初めはうまくいかなくても何度でもチャレンジせよ。
積極的に生きる知恵
人間の生き方は家畜と同じであってはならない。生活に目標をもち、それに向かって進むこと。これが幸福である。なにか達成してしまうよりも目標に向かっているときのほうがずっと幸福であることを思えばすぐに達成可能な安易な目標はもつべきではない。心を開き積極的に受け入れる。
独創的思考
これがあると人生は楽しくなる。考えたことはすぐに書きとめておこう。
【私の感想】
人間は考えてるようなものになるという言葉はこれまでにもいろいろな自己啓発本で見かけてきましたが、その意味するところをわかりやすく書いている本だと思いました。つまり考えて行動することは物事を創造することへの道ですが、なにも考えなければなにもできはしないということです。もちろん、否定的なことばかり考えて否定的な人生になるという意味も多少あるかもしれませんが、それよりはなにも考えないことの弊害を強く説いてるように思えます。
私が秘かに愛読しているウエイン・ダイアー博士が序文を書いてます。
posted by kumogakure at 13:04
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